新築工事現場ルポ
第三回(仮称)朝日リゾートプロジェクト新築工事 ルポ
基礎配筋工事と安全パトロール!
2020年2月7日、現場では根伐り工事と斫石敷込工事が完了し、捨てコンクリート打設工事後の基礎配筋工事に進んでいました。
鉄筋は圧縮には弱く、引っ張りには強いと言う性質を持ち、コンクリートは反対に圧縮には強く、引っ張りには弱いと言う性質を持っています。
コンクリートの中に鉄筋を入れることで、圧縮にも引っ張りにも強い部材を造ることがRC造の特徴の一つです。
配筋工事の目的とその理由
配筋工事は、鉄筋と呼ばれる鉄の棒を配置し、組み立てることを言います。
鉄筋は、人間で言う骨と同じような役割をはたします。鉄筋を組んだ後は、その周りにコンクリートを流し込む為の型枠を作ります。
その後、コンクリートを流し込みバイブレーター等を用い、隙間が出来ないようにします。
コンクリートに鉄筋が入る事で、コンクリートが伸縮やねじれに強くなりコンクリート単体よりも頑丈な部材となるのです。地盤面となる部分まで、すでに鉄筋が敷き詰められ、型枠の建て込みを待つかのように鉄筋が組まれています(鉄筋一色と言った感じです)。降りてみると、胸くらいの高さまで鉄筋が組まれていました。
この配筋は、建物毎の構造設計によって使われる鉄筋の太さや量、長さ、配置する場所や配置する間隔など細かく指定されています。写真は鉄筋とタグになります。鉄筋にはタグが付いており、鉄筋の種類や使われる場所、サイズなど詳細な情報が記載されています。
配筋作業の紹介
組み上げられた鉄筋を良く見ると針金が各所にまかれています。この針金を結束線と言います。
組まれた鉄筋が、コンクリートを流した時にずれないように固定(結束)する目的でまかれます。
使われる結束線は箱詰めされ、かつ束ねられた状態で納品されます。
鉄筋を結束される道具にハッカーと言ったものが使われますが、最近では電動工具の鉄筋結束機が見られるようになりました。
参加したのは小原建設から社長・工事部長・現場担当者・中込顧問、そして協力業者3社から代表1名ずつの計7名です。現場のあらゆる箇所を確認(危険予知)し、職人さんからのヒアリングも含め、チェックシートに記録されます。
是正ポイントの有無や改善項目等が記録され、情報の共有化が図られています。
動画で見る『基礎配筋工事と安全パトロール!』
いかがでしたでしょうか。
配筋作業には、配筋を組立てと結束線と呼ばれる針金を各所に巻いていくという細かな作業がありました。このひとつひとつが正確に行われる事によって建物の安全と品質の高さが補償されることが分かりました。
次回は、基礎配筋にコンクリートを流し込む作業(打設)を紹介します。
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