新築工事現場ルポ
(仮称)朝日リゾートプロジェクト新築工事レポート
地鎮祭の基本と地鎮祭当日の流れ(式次第)
今回は、地鎮祭の基本から当日の流れ(式次第)までを紹介します
2019年12月、『(仮称)朝日リゾートプロジェクト新築工事』の地鎮祭(神式)が行われました。
この地鎮祭を通して『小原建設』で行われる地鎮祭について、その概要を紹介していきます。
地鎮祭とは?
建築工事が始まる前に行なう儀式で、土地を守る神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈り、竣工しその後も加護を受けられるように祈願するものです。
また、地鎮祭は神式で行うことが多いのですが、他にも仏教式やキリスト教式などで行う場合もあるようです。
建設工事に伴う祭式としては、地鎮祭の他にも上棟式(棟上げ式)や、竣工式などがありますが、すべての儀式をすべての人が、必ず行わなければいけないと言う訳ではありません。
どの祭式をどのように行うかは、建設会社や工務店の方と相談して決めていくと良いでしょう。
地鎮祭の準備、手続きや費用は?
実施する日時の調整や神主さんへの依頼、お供え物や祭壇などの準備は『小原建設』で行います。
建設費の中に地鎮祭等の費用も含まれるため、追加で支払う必要はありません。
費用としては、規模にもよりますが、概ね15~20万円程度となります。
地鎮祭当日の服装は?
服装としては、神事なので基本的には正装が好ましいのですが、普通の服装でも問題ありません。お子様が参列される場合も同様になります。
但し、地鎮祭後に写真撮影などを行う場合もありますので、予め相談して決めておくと良いでしょう。
尚、当日の履物は土で汚れてしまうこともあるので、運動靴など動きやすいものが良いと思います。
地鎮祭にかかる時間と当日の流れ(式次第)を紹介します。
地鎮祭に参列される人数にもよりますが、概ね30~40分程度を見ておくと良いでしょう。
参列者の方々は、開式の概ね15分ぐらい前にお集まりになります。
神職の着替えも整いましたら、いよいよ開式になります。
皆様には一度会場の外に出て頂き、神職から順次、手水を済ませて会場に入場してて頂きます。
進行役の方が「只今より(仮称)・・・・・・・・新築工事の地鎮祭を執り行います」と開式を告げます。
地鎮祭の始まりです・・・!
動画で見る『(仮称)朝日リゾートプロジェクト新築工事』の地鎮祭』
地鎮祭の解説
『(仮称)朝日リゾートプロジェクト新築工事』の地鎮祭から当日の流れを紹介します。
手水(てみず・ちょうず)
神事の会場に入る前に、用意された手水桶から掬った水で手と口を浄めます。
これは、神社に参拝するときに手水舎(てみずしゃ)で、手や口を洗って心身を浄めることと同じです。土地の神様をお祀りする前に、穢れや汚れを取り除き心身を浄めます。
修祓(しゅばつ)
神様を土地にお招きしますが、祭典の本儀に先立ち、参列者やお供え物を祓い浄める儀式です。
参列者の方は起立して低頭(頭を下げ)し、お祓いを受けます。
降神之儀(こうしんのぎ)
祭壇に建てた神籬(ひもろぎ)に、その土地の神様を迎える儀式です。
神職が「オオ~」と声を発して(「警蹕(けいひつ」という)神様の降臨を告げます。
警蹕(けいひつ)とは、天皇のお出ましや貴人の通行の際、人々が不敬の行為をしないようにと先払いが声をかけて注意して警戒するというのが本来の意味です。
地鎮祭では、神様をお迎えすることを伝え、参列者の方は起立して低頭します。
献饌(けんせん)
お酒や水の入った容器のふたを開け、神様にお供え物を捧げる儀式です。
参列者の方は着席したままです。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
神職が神様にその土地に建物を建てることを告げ、工事の安全を祈願します。
参列者の方は起立して低頭します。
奏上とは、地鎮祭においては神様に申し上げることを言います。
切麻撒米(きりぬささんまい)
四方祓い(しほうはらい)とも言い、土地の四隅を祓い浄め、四方向を司る神様に工事が無事終了することを祈願するものです。
参列者の方は着席したままです。
地鎮祭では、切麻に米と塩を混ぜたものを四方に撒いて土地を浄めます。
切麻とは紙と麻を細かく切ったものを言います。
鍬入れの儀(くわいれのぎ)
土地の神様を鎮める儀式です。
建物を建てる土地に忌鎌(いみかま)を使って草刈初(くさかりそめ)をし、忌鍬(いみくわ)を使って穿初(うがちぞめ)、そして鋤で土地を整えます。
地鎮祭では、盛砂に生える草を設計監理者が鎌で刈り、鍬入れをお施主様が行い、最後に施工者が鋤入れを行います。
鎌・鍬・鋤を入れるときは「エイッ!エイッ!エイッ!」と大きな声で、力強く発
声して頂きます。
これは、「エイ」=「栄」と言う意味があるそうです。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串を神前に捧げて拝礼します。玉串とは榊等に紙垂と木綿を付けたもので、工事の安全を祈り、その心を神様に捧げる儀式です。
玉串の向きは神前に本を向け、末が手前側になるように捧げます。(本末転倒にならないように!)
当日の奉奠する人の名簿は予め作成し、名簿に沿って行われます。順番は1.神職→2.お施主様→3.お施主様の関係者→4.金融機関→5.設計監理者→6.施工者→7.現場主任 となります。
撤饌(てっせん)
お酒や水の容器に蓋をしてお供え物を下げます。
参列者の方は着席したままです。
昇神之儀(しょうしんのぎ)
神籬にお招きした神様をもとの御座所に送る儀式です。
降神之儀と同様に神職が「オオ~」と声を発します。
参列者の方は起立して低頭します。
ここまでが、「神事」と称される祭式となります。
神酒拝戴(しんしゅはいたい)
その後に『神酒拝戴(しんしゅはいたい)』になります。
神酒拝戴とは、神前にお供えしたお酒を神職や参列者の方などで分け合い、神職の発声で乾杯をします。
進行役の方が「以上をもちまして(仮称)・・・・・・・・新築工事の地鎮祭を滞りな
く取り納めました。本日は誠におめでとうございました!」と閉式を告げます。
いかがでしたか?
以上、神式での地鎮祭の流れをご紹介させて頂きました。
「地鎮祭って言うけど、あのテントの中では一体どんなことが行われているのだろう?」と言う、疑問も少し理解して頂けたかと思います。
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営業担当者・設計担当者・工事担当者がチームとなって、お客様をサポート致します。
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