小原建設のサークル活動 『安全パトロール』の紹介
小原建設では、労務安全事務所の中込顧問を始め、協力業者の皆様と月1回のペースで新築工事現場や足場の架かった現場を廻る「現場パトロール」を実施しています。
勿論、弊社社長・工事部長も同席して現場の安全管理を徹底するよう指導しています。
今回は、現在施工中の『(仮称)朝日リゾートプロジェクト新築工事』の「現場パトロール」の様子をご紹介します。
安全パトロールの目的
安全パトロールの目的としては、現場での労働災害ゼロを達成するため、常に無事故無災害を念頭において各々の現場を確認します。
安全パトロールのメンバーは、現場の状況を確認してチェックシートの項目ごとに出来・不出来を採点し数値化します。
現場での不適切な状況が見つかった場合には、直ちに是正を行うよう促すと共に、他の現場にも情報を送り共有化を図って安全対策を講じます。
安全パトロールで行われること
安全パトロールでは、現場監督を始め、各業種の職長さんや職人さんにも現場状況をヒアリングし、危険が潜んでいそうな部分を予知し安全に作業できるよう環境造りを行っています。
安全パトロールのメンバー構成
安全パトロール隊のメンバーは、業種に偏ることなく毎月協力業者の中から選抜します。
選抜される協力業者さんは3社(代表者1人)・弊社社長・工事部長・現場担当者、そして中込顧問が同席します。総勢7人程度で構成されます。
チェック項目について
ひとつの現場に約1時間程度を掛けて確認し、点検項目を、〇・△・×で評価して数値化します。
チャック項目は41項目になります。
数値化されたものは、最重点課題として今後の危険予知活動に反映されるとともに、各現場のリスクアセスメント会議でも話し合われ共通認識を持つこととなります。
安全パトロール点検表の項目を紹介します。
小原建設の安全パトロール点検表を紹介します。
安全パトロールを行う場合、6項目41事項のチェック事項があります。それぞれの現場を確認しひとつひとつチェックを入れていきます。
- 管理体制等
- 1.統括安全管理体制は組織され表示されているか
- 2.労務・安全衛生管理体制報告書は整っているか
- 3.安全衛生協議会は組織され定期的に開催されているか
- 4.店社・現場安全衛生管理計画は表示・周知されているか
- 5.官庁への届け出及び変更届けは整備されているか
- 6.建設業許可票等の表示はされているか
- 7.緊急時連絡体制は組織され表示・周知されているか
- 一般・日常管理
- 8.作業に必要な法定資格は表示・周知され従事ているか
- 9.新規入場者教育は実施されているか
- 10.安全朝礼は全員出席で実施されているか
- 11.KY活動の実施及び指導はされているか
- 12.作業に適した服装・履き物の着用か
- 13.現場巡視は毎日1回以上巡視し指導しているか
- 14.毎日一定の時間に作業間の連絡・調整は行っているか
- 15.作業手順書は提出されているか
- 16.安全通路・昇降路は確保されているか
- 17.安全標識・案内・社旗・安全旗の設置はされているか
- 18.場内外は整理・整頓されているか
- 墜落・転落
- 19.足場は計画図に基づいて組み立ててあるか
- 20.脚立足場の使用状況は適切か
- 21.可搬式作業台は正しく設置されているか
- 22.開口部の表示・養生は適切か
- 23.安全帯の取付設備及び使用状況は適切か
- 24.墜落防止用水平ネットは取り付けられているか
- 25.段差1.5m以上の箇所に昇降設備が設けられているか
- 重機関係
- 26.自主点検・作業前点検を実施しているか
- 27.作業半径内立入禁止の措置がされているか
- 28.荷揚げ設備の状況(安全装置・取り込み口・手摺・合図表示)
- 29.玉掛け用具・工具に破損等している物は無いか
- 30.誘導員を配置し、誘導員の指示に従っているか
- 電気・工具
- 31.架空電線防護状況
- 32.分電盤等(取扱者・アース設置・行き先表示・施錠他)
- 33.持ち込み機械の点検及び記録はされているか
- 34.電動工具類の接触防止措置と使用状況
- 35.防護メガネ・マスク、防振手袋の使用状況
- 36.消火器設置・指定場所での喫煙状況
- 37.有機溶剤の管理・保管状況
- 崩倒壊
- 38.掘削関係(亀裂・湧水・法勾配・雨水対策・法肩部の重量物)
- 39.山留支保工関係(土圧測定・倒れ測定)
- 40.足場関係(壁つなぎ・沈下防止)
- 41.型枠支保工関係(沈下・滑動防止・継ぎ手・水平つなぎ)
如何でしたでしょうか?
常に安全第一! 無事故無災害の現場造り!を念頭に安全パトロールは行われます。
この活動を通して、普段忘れがちになる『安全』という言葉を再認識して頂けたらと思います。
そして、この活動が皆さんの笑顔につながる活動になれば良いと考えます。