小原建設が行う事前建物調査の内容を紹介します。
事前調査で正確な補修方法とお見積もりをご提案致します。
お見積もりの製作はまず、建物の状況を調べるところから開始致します。
ひび割れ、タイルのはがれ、色あせ、雨漏りなどの状況を調査し、補修方法も合わせてご報告を致します。
建物の現状をお客様と当社スタッフが共通した認識を持つことで安心してお任せいただけます。
小原建設で行う調査内容を紹介します。
見積もり依頼を受けると、一次事前調査を行います。これは、見積もりをする段階で建物の状態を調査しないと正確な改修方法や工費の算出ができないからです。
また、建物の状況をお客様と共有していきますので、改修工事はご安心してお任せいただけます。
調査を行う建物の概要です。調査開始前にどのような建物か基本的な情報をまとめます。
事例では共同住宅を取り上げていますが、戸建てに関しても同様の調査を行います。
1.建物名称 | A様邸 |
---|---|
2.所在地 | 東京都A区 |
3.竣工年月(築年数) | 平成12年9月(築14年) |
4.建物用途 | 共同住宅 |
5.建物規模 | 鉄筋コンクリート造 |
6.主体構造 | 屋根 押えコンクリート金鏝仕上/アスファルト3層防水/不燃シングル葺き |
7.外部仕上 | 外壁 磁器質タイル貼り |
次に建物に応じてどのような調査をするかまとめます。
※調査対象によって内容は異なります。
1.調査年月日 | 平成26年8月20日 |
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2.調査者 | 株式会社 小原建設 /営業部 |
3.調査範囲・項目 |
|
4.各部調査方法 | ・目視(目で確認) ・打診(音で確認) ・指蝕(触って確認) |
調査は、建物の大きさによりますが概ね1~2時間程度がかかります。
建物調査後、報告書とお見積りを合わせて約2週間程度で報告書が作成され、
お客様にご説明を致します
漏水等の連絡は受けていませんが、全体的に劣化が見られます。
防水立上がり部分に雑草も生えていることから一度全体的に洗浄して、今後の防水層保全の為にもウレタン防水を施すことを提案します。
屋上表層部全体及び収縮目地にも劣化が表れて来ています。
既存収縮目地は撤去して清掃後に、シーリング材充填します。屋上表層部は全体的に洗浄して、ウレタン防水を施すことを提案します。
目視ではコンクリートに爆裂や浮きの症状は見られませんが、塗装退色やヘアクラックが見られます。
コンクリート部分は打診調査して不具合部分を補修します。クラックについてはエポキシ樹脂をヘラで刷り込み塗装等の仕上げを施すことを提案します。
全体的に損傷等は見当たりませんが、入隅部分に土ぼこりが堆積しています
平場と立上がり部との入隅部分に堆積している土ぼこり等を洗浄し、ウレタン樹脂にて防水膜を立ち上げて保護することを提案します。
ドレン廻りには土砂が堆積していて、排水機能が十分な状態では有りません。
雑草や土砂等を取り除き、屋上全体を洗浄した後に、ウレタン防水を行うと同時に改修用ドレンを設置することを提案します。
大きな欠損は見当たらず、現状では防水機能も果たしていますが、表層には劣化が見えます。
表層部分を高圧洗浄して汚れ等付着物を取り除きます。乾燥養生期間を取ってから表層部分に再塗装を施すことを提案します。
目視ではタイルの割れや欠損部分は有りませんが外壁全体に汚れが付着しています。
打診棒でタイル全体を調査。タイル下地の浮きの場合には目地に、タイル自体の浮きの場合にはタイル自体に穴を空け、エポキシ樹脂を注入します。
目視ではタイルの割れや欠損部分は有りませんが外壁全体に汚れが付着しています。
打診棒でタイル全体を調査。タイル下地の浮きの場合には目地に、タイル自体の浮きの場合にはタイル自体に穴を空け、エポキシ樹脂を注入します。
全体的に経年と共に痩せて来ています。タイルとの肌別れは現状では見られません。
階層部のコーキングについては重ね打ちにて対処するが、窓廻り等のコーキングについては、既存を撤去し、再度打ち直しを施すことを提案します。
全体的に経年と共に痩せて来ています。タイルとの肌別れは現状では見られません。
階層部のコーキングについては重ね打ちにて対処するが、窓廻り等のコーキングについては、既存を撤去し、再度打ち直しを施すことを提案します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
日常清掃を行っているので綺麗な状況ですが、側溝の防水部分に多少の劣化が見られます。
床の長尺シートの表層汚れについては、薬品洗浄を施し表層にワックス掛けを行います。側溝防水部分は屋上防水と同様にウレタン防水を施します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
塗装面については全体的汚れ及び退色が見られます。
高圧洗浄にて汚れ等を落とし、クラック処理を施し下地と塗装の付着性能を確保を目的とした薬品を塗布した後に、仕上塗料を2回塗布します。
経年と共に塗装面の退色、チョーキングが見られます。
塗装前に埃・汚れ等を拭き取り、全面にサビ止めを塗布し、仕上げ塗装を2回塗布します。
物干し金物についてはサビ等の発生は見られません。
改修提案事項は有りません。
バンドはステンレス製の為、サビ等の発生は見られませんが、樋自体の汚れが目立ちます。
軒樋については内部を清掃し、雨水の流れを良くします。また竪樋を含めて樋自体の表層に塗装を施すことを提案します。
植栽についての枯れ等は見られませんが、タイル等の欠損が見られます。
植栽の剪定は定期的に実施されている様子ですので問題は有りません。タイルの欠損部分にはコーナーガード等で覆うことを提案します。
壁面コンクリートブロックの塗装が経年に伴い退色しています。
塗装前に埃や汚れ等を清掃し、塗装を施すことを提案します。
駐車場天井部分については日常清掃により綺麗ですが、塗装の退色が全体的に見られます。
塗装前に埃や汚れ等を清掃し、塗装を施すことを提案します。
現状、漏水等の連絡は受けていませんが、経年と共に全体的に劣化が見られます。
特に笠木天端等は塗装も退色しクラック等も目立ちます。屋上表層部分にはウレタン防水を施し、笠木部分等は打診調査のうえ、下地処理をきちんと行った後に、再塗装を施すことを提案します。
アスファルトシングル部分は、高圧洗浄後に再塗装を施すことを提案します。
ドレン廻りや雨水の側溝部分では、土砂等の堆積物を取り除きウレタン防水、改修用ドレンを設置するよう提案します。
建物全体は磁器質タイルにて仕上げられているので、見た目には綺麗です。目視の段階では爆裂等も無く綺麗な状態ではありますが、外壁面全体を打診調査を行い、不具合箇所の是正を施すことを提案します。
特にコンクリートの打ち継ぎ目地や窓廻りのコーキング等は、経年と共にその機能を失うほど痩せて来ています。未だタイルとの肌別れには至っていませんので、早い段階で対処されることを提案します。
外壁のタイル面では、打診調査を行い、浮きの部分にはエポキシ樹脂注入方法にて対処、クラックについてはポリマーセメントを刷り込み表面仕上げに塗装を施します。今回、建物全体をリフォームすることによって、その仕上げ部材が持っている性能を新たに復活させることが出来るとともに、建物自体の美観を向上させることが出来ると思われますので、是非ご検討下さいますようお願い致します。
塗装を施した部分については、経年に伴い全体的に退色や劣化が見られます。
屋上のアスファルトシングル部分や笠木天端を始め、各住戸のベランダ側の軒天、各階外廊下天井部分等、塗装にて建物の表層部分を覆っている面が多々あります。今回の改修工事に際しては、既存の塗装箇所部分への再塗装を全面的に施すことを提案します。
再塗装を施すことによって、保護膜の厚みを増し対候性を持たせ、建物の長命化を図ることを提案します。